燃料電池 ENE FARM

2011年3月 9日 (水)

分散型発電の時代到来!? SOFC型燃料電池 発売

JX日鉱日石エネルギーは今年の10月に個体酸化物型燃料電池(SOFC)仕様の家庭用燃料電池を発売する。すでに家庭用燃料電池エネファ-ムは個体高分子型(PEFC)仕様で2009年9月に発売されている。我が家で動いているのもこのPEFC型であるが、触媒に高価な白銀を使用していることからコストダウンにはもうしばらく時間がかかると聞いていた。そしてもう一つの家庭用燃料電池の技術である個体酸化物型燃料電池(SOFC)は高価な触媒は使わずに特殊技術のセラミックスを介して発電して、副産物である『熱』も高温になることから、貯湯タンクのコンパクト化と普及価格の両方を実現する技術として注目されていた。技術的な問題があるとするならば、起動から発電までに時間がかかることや、触媒である特殊セラミックスの耐久性だと聞いていた。ここ数年、京セラやTOTO等のセラミックス開発会社から新型のセラミックス開発に成功した記事が飛び込んでいたが製品化はまだ先の話と思い込んでいた。そんな中あっさりと新発売のニュ-スが飛び込んできた。どんな技術で問題をクリアしたのか詳細は分からないが京セラ製のセラミックスを採用してあるらしい。SOFCのメリットとデメリットを整理してみたら次の様になる。個体高分子型(PEFC)と比べて、発電効率が高い。700℃以上の高温で作動。ガスを改質して水素を作る技術が簡素化ができる。高価な触媒がいらないのでコストダウンが期待できる。起動停止に時間がかかる。0301sofc1写真で見た感じでは発電ユニットは少し小型になったように見えます。隣の貯湯ユニットですがPEFCでは65℃で200㍑のタンクでしたが新型は75℃で90㍑になったらしい。写真では大きさはあまり変わっていないようにも感じます。貯湯ユニットは高温のお湯と水とを混合すればお風呂のお湯はたくさんできると思いますので、さらなる小型化の期待もしています。またバックアップ給湯器はエコジョ-ズになっていて(長府製作所製?)さらなる省エネ機器に進化しています。製造は石油ファンヒ-タ-トップメ-カ-『ダイニチ工業』がすることも発表されています。

JX日鉱日石エネルギー ニュ-ス → http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2010/20110224_01_0794529.html

SOFCプロジェクト HP  http://sofc.nef.or.jp/index.html

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2011年2月10日 (木)

パナソニック製 新エネファ-ム コストダウン  

2月9日 パナソニック&東京ガスが共同開発している家庭用燃料電池エネファ-ムが現行モデルより60~70万円安くなり、設置スペ-スも大幅に小さくなった。これまで東京ガスでしか扱っていなかったパナソニック製の燃料電池だが、今回から大阪ガスも販売する予定となる。LPガスル-トではパナソニック製はまだ取り扱えないが普及が進めば将来的には可能だと思えます。改良モデルが発売されれば東芝アストモ製やエネオスセルテック(JXホ-ルディング三洋電機製)の燃料電池も改良されてきそうです。

日刊工業新聞 ↓

http://www.nikkan.co.jp/newrls/rls20110209s-01.html

  Tokyogas201102092

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2009年12月30日 (水)

21世紀の発電装置 『燃料電池開発物語』

日経ビジネスECOジャパンにパナソニックと東京ガスの『燃料電池開発物語』が掲載されていた。2004年頃燃料電池視察へ行ったことがあり、ふと当時のことがよみがえった。一つは東京芝浦にある東京ガス燃料電池開発室で、パナソニック社と荏原バラ-ド社の機器が数台並んでいた。燃料電池で作られた電気を使ってモデル室のテレビや照明がすでに稼動していた。もう一つは、川崎にあるエネオス男子寮で実証機が外で稼動していた。その時の課題が起動に1時間ほどかかる事や法的なこと(ガス事業法なのか電気事業法なのか)や消防法により使用せずに残った水素を窒素ガスで置換することの不便さだったと記憶している。この『燃料電池開発物語』を読むとどのようにしてこれらの問題点をクリア-してきたのかが分かる。またその視察時にはこの電池が将来の地球環境を救う大プロジェクトだとは思いもしなかった。オバマ大統領や鳩山総理のリ-ダ-シップにより、近未来には再生可能エネルギ-が増えてくることは確かだが、一般的に誤解されている部分もあろう。石油や天然ガス等のエネルギ-はこれからもずっと必要で、たとえばグリ-ンエネルギとして形を変えながらその他の自然エネルギ-とミックスして使われていくことが求められている。なぜなら太陽や風等は気まぐれで安定しない。今朝の金沢は雲ひとつない快晴だったのに午後から雨模様になり明日の大晦日の予報は一日中雪である。また大規模発電所は原子力頼みのところがあり、トラブル続きにより安全性確保の課題や廃棄物処理の問題が山積みでもある。また同じく日経ビジネスECOジャパンに東京工業大学総合研究員教授 柏木孝夫氏の「先進エネルギーシステムとは何か」というコラムが掲載されていて将来のエネルギ-像が見えてくる。太陽電池、燃料電池、蓄電池という三電池の開発が鍵となる。またパナソニックの当時の中村社長が現場技術者たちを前に言った言葉が感動的である。「燃料電池は、わたしたちの二大事業ビジョンの一つであり『地球環境との共存』の一番大きな柱である。全社を挙げて、強力にバックアップしていく」とこのように、必ず成功させるよう停滞していた技術開発チ-ムに叱咤激励をしている。燃料電池は人類の未来をかけた事業でもあった。

『燃料電池開発物語』 東京ガスのエネファ-ム開発にかけた情熱 →http://eco.nikkeibp.co.jp/high-ecology/developer/06/index.shtml

「先進エネルギーシステムとは何か」 東京工業大学総合研究員教授 柏木孝夫氏

http://eco.nikkeibp.co.jp/high-ecology/column_kashiwagi/01/index.shtml

パナソニック 環境経営フォ-ラム → http://emf.nikkeibp.co.jp/emf/interview/panasonic/index.html

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2009年12月22日 (火)

COP15 理想と現実 

COP15 が閉幕した。各国それぞれの都合と思惑が入り混じって政治合意ができず期待はずれの結果となった。 Gn2009090907 Gn2009090908 2009年度世界一CO2を排出している国はアメリカを抜いて中国になったが、この2カ国で世界の40%以上を排出している。アメリカは石油業界のブッシュ氏からオバマ大統領に政権交代して大きく舵を変更しはじめたが、そうは簡単にいかない。石炭業界の反発も聞こえ始めてきたり国内不況で環境どころではない。また世界の人口(68億人)の20%をしめる中国(13億人)では経済成長の伸び率が高く、世界の工場の生産を止めるわけにはいかない。かっての日本がそうだったように国民の暮らしが裕福になり自動車や家電製品を持ち始めているので、元の生活には戻れない。鳩山総理が国連で演説した1990年度比25%削減目標も聞こえはいいが国内産業界からの批判も多い。日本の排出量は世界の4%。自国で努力しても焼け石に水なのかもしれない。ただ省エネ技術では世界トップクラス。資源が無い国でつちかってきた技術(燃料電池やヒ-トポンプ、小型風力発電等)はこの先世界に貢献できるかもしれない。

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2009年12月18日 (金)

次世代燃料電池にバックアップエコジョ-ズ 

固体高分子燃料電池に続く次世代燃料電池(固体酸化物)の動きが活発だ。東京ガスと京セラそしてリンナイとガスタ-の4社で2004年~共同開発中の次世代燃料電池の実証試験運転を開始したことを明らかにした。
 本システムでは、従来の火力発電の電気と従来のガス給湯器を使用した場合に比べて、一次エネルギー消費量を約45%Off、CO2排出量を約55%も削減できるらしい。この商品が出まわれば地球温暖化問題は一気に解決できそう。セルスタックには京セラのセラミックスが使われ、700℃以上の高温で発電するため大きな貯湯タンクを持たない小型化が実現。これで設置場所の問題も解決。また高級なレアメタルを使用しないので低コスト化も期待できる。2010年代前半に商品化を計画。またバックアップ給湯器には、リンナイのエコジョ-ズ給湯器が組み込まれてエネファ-ム+エコジョ-ズとなる。これまでの固体酸化物燃料電池は主に集合住宅やコンビニ等の業務用をタ-ゲットに開発を進めてきたらしいが、2007年頃から一般家庭用に適したシステムに仕様を変更したらしい。 高さ104センチ、幅65センチ、奥行き35センチと小型なのが特徴。熱よりも電力需要が多い家庭に適しているという。次世代燃料電池(固体酸化物)の研究ではすでに大阪ガス、トヨタ、アイシン 、京セラの4社でも開発が進んでいる。次世代燃料電池のセラミックス耐久性能が確認できれば市場販売の時期も早まるかもしれない。また発電するまでの時間の問題も解決できたのかどうかも興味がある。

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2009年12月14日 (月)

CO2オフ住宅  

省エネ+創エネ=CO2zeroをほぼ実現する住宅 グリーンファーストプレミアム〈CO2オフ住宅〉の積水ハウス。 CM広告に太陽光発電と燃料電池がセットで登場。元宇宙飛行士の毛利衛さんが地球環境についてコメントしている。ようやく住宅会社の広告に燃料電池エネファ-ムが露出し始めた。http://www.sekisuihouse.co.jp/cm/movies/flash/080/index.html

遠い発電所で石油を燃やしてCO2を一番排出しているのに、目の前の燃焼し無い電気製品が地球環境に良いと錯覚している人が実に多い。建築家やエネルギ-業界にたずさわっている人はこのことをよく知っている。また世の中の環境に対する意識も高まり、ハウスメ-カ-大手がようやくオ-ル電化以外の広告を始めた。昨年のことだが、電力会社が主催するオ-ル電化住宅フェアに行ったときのこと。当時、東京の積水ハウスでは燃料電池付き住宅を既に限定販売していたので、地元にそのことを尋ねたら何も知らなかった。それだけ北陸では大手住宅会社ですら電力会社に翻ろうされていたのかもしれない。『環境に良いのはエコキュ-トやオ-ル電化です!』としきりに家電メ-カ-をはじめ、リフォ-ム会社、ハウスメ-カ-が営業ト-クしていた。今回のCO2オフ住宅 のCMでどれだけの人に環境メッセ-ジが伝わるのか期待せずにはいられない。

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2009年12月13日 (日)

エネファ-ム 2015年までにコストダウン

日経エコロミ-のインタビュ-で新日本石油FC・ソーラー事業部長が家庭用燃料電池エネファ-ムに懸命のコストダウンを進めていることを明らかにした。http://eco.nikkei.co.jp/special/ecopro/article.aspx?id=MMECf2000029102009

プラチナに代わる触媒の研究成果が企業(日清紡、昭和電工、日立マクセル等)や大学(東京工業大学、山梨大学等)から次々に発表され、2012年頃までに120万円程度、2015年には50万円を切る価格に自信をにじませた。Mmecf2000029102009_5_0_f2

ところで、先月11月に石川県産業展示館で開催されたテレ金秋祭りのGライン石川のブ-スの中でエネファ-ムを熱心に見ている40代の男性がいた。すかさずどうですか?これからはこんな時代になりますよとエネファ-ムの説明をし始めると、さえぎる様にお客さんが『この鉄のボディの入札に落選した』とぽつり..。プレスでボディを作っている鉄工所経営者の人だったみたいで厳しいコストダウンの内情を語った。また10月1日Gライン北陸設立調印式の後にエネファ-ム公演会があり、講師にすかさず質問した。バックアップ給湯器やリモコンに長府製作所の商品を採用しているが、ガス業界のビック3であるリンナイ、パロマ、ノ-リツ社の商品を採用する計画はあるのかどうか?新日本石油の講師いわく、コストが合えば検討するが今は長府製作所で進めていると返答した。

燃料電池普及促進協議会 HP→http://www.fca-enefarm.org/

日経NET  HP→http://www.nikkei.co.jp/ps/fca-enefarm09/

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2009年5月22日 (金)

大フィ-バ- 家庭用燃料電池 発売記念講演  

5/22(金)午後、アストモスガス パワ-アップセミナ-が、金沢市ANAホテルクラウンプラザで開催された。今回アストモスガスから7月に発売される東芝製家庭用燃料電池にあわせてのセミナ-だそうで、北陸3件から系列のガス業界の人、招待された建設業関係の人が一斉に集合した。Img_3837 Img_3832 参加人数約300名を超え、いかにガス業界の燃料電池に対する期待が大きいのかがわかる。我が家では既にエネオス燃料電池が動いているため、他社製品との比較参考のつもりで参加した。会場では展示用の燃料電池が演台横に並べてあったが、珍しいもの見たさに出席者は機器の写真を撮ったり説明に聞き入ったりの大フィ-バ-ぶり。環境が追い風となって、これから花形商品になっていくだろう燃料電池。そして講演は一部は東芝の燃料電池技術者、次にダイワハウスの環境住宅への取り組みと、共に東京から招いた講師。最後に燃料電池実証試験をしている富山の北日本物産の社員と福井の三谷商事の社員、そして本日の講師2名とアストモスガスの北陸支店長を交えてのパネルディスカッションが行われた。発電能力は東芝製は最大で0.7KW。エネオス製は最大で0.75KW。パナソニック製は1.0kw。それ以外の違いは今のところあまりわからない。バックアップ給湯器は、エネオス製は長府製作所であるが、東芝製も多分長府製作所だろうか。リモコンが良く似ていた。

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2009年5月 1日 (金)

家庭用燃料電池 予約販売始まる 

世界初、家庭用燃料電池の予約販売が始まりました。東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、新日本石油がいっせいに予約を始めました。 東京ガスは月々2万円の10年リ-スでお求め安い価格に設定。また住宅会社大手の積水ハウスが燃料電池付きエコ住宅(名称グリ-ンファ-スト住宅)太陽光と燃料電池を組合わせた住宅の予約販売を開始。今年は日本国中ECO元年になるのだろうか。

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2009年4月 7日 (火)

エネルギ-をつかう家からつくる家へ 東京ガス 

東京ガスの新しいTVCMがネットにアップされた。5月から発売される燃料電池のコマ-シャル『エネルギ-をつかう家からつくる家へ』そろそろ電気は家でつくりませんか!低炭素な未来をつくる家庭用燃料電池 ENE FARM。ぜひ見てください!。

東京ガス HPはここ ↓

http://www.tokyo-gas.co.jp/channel/200ch/index.html

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